エレクドール

長いのでまず簡単に説明

  • ドール=処置を受けただけの人間(not機械)(not死人)(yes生身)
  • 脳の近くに装置が入っててそこにプログラムを入れたり受信したりできる
  • 元は労働力として作られたので物として扱われたり、奴隷や貧困層がなるものという認識から差別されたりする

エレクドール(電気人形)

エレクドール(elektdoll)。エレキテルドール、エレクトドールとも。
労働力不足解消の為に生み出された人形。
多くは、奴隷や貧民出身の人間である。

脳付近にリミッターと呼ばれる装置が埋め込まれ、脳を経由し特殊な配線が体内に伸ばされており、電気を動力に信号を体中に送ることができる。

個体差によるが、ドール化処置の際に体内を削られている物が多く、
食事が摂れない・食事から栄養が摂れない個体が多い。
程度の違いこそあれ、肉体の保持のための点滴と、脳を動かす為の充電が必須である。
排泄に関してもできたりできなかったり、簡単だったり難しかったりと個体差が出る。
それでも食事を摂ることに執着するドールは多い。人間らしいひとつの行為であるからだろうか。

人形(=ドール)などと呼ばれるが、リミッターが埋め込まれていることを除けば正真正銘生身の人間である。
人間と変わらず成長もするが、あまり大きな成長だと配線を伸ばしたりという処置が必要な場合がある。
ストレイドッグの中には幼い頃に手術を受けたまま放置されているものもあり、
その場合配線の長さが足りず上手く作用していなかったり、成長や運動を阻害したり、といった障害が出る。
最悪の場合そのまま壊れてしまうので、こういったドールの保護も重要視している。

ドールは等しく、全て国の持ち物である。
正確に言えば『プロジェクト:elektdoll』は国の所有する技術であり
闇ルートで作られた正規品でないドールも全て国の持ち物とされ
その全てが回収対象となる。

ドールに対して、多くの人間が差別的な感情を抱くが、
道具であるという認識であったり、奴隷や貧民など身分の低い者がなるという認識であったり、人間と同じ見た目の得体の知らない物であるという認識だったりと、
実のところ理由は様々である。
そのため処遇が厳密に決まっているわけではなく、中には友好を示す者や、差別そのものに興味がない者もいる。

ドールの見分け方

厳密には”見分ける”のは不可能である。
目に見える部分を改造していても、それをドールと判断するのは難しい。
今では義肢も発達しており、中には義肢部分をさらけ出していたり装飾していたりな一般人さえいる。
見た目で判断するのは、不可能である。

ドールの特徴はその身体能力であり、
人を超越した力を持つ者はドールと判断して間違いないだろう。
腕力、脚力、主にその特徴は四肢に顕著に表れる。

身体能力の他にも、ひとつだけ特徴がある。
バッテリー付近の体温が異常に高いということである。
バッテリーは主に充電プラグの近くにあり、放熱のために肌表面付近に設置されていることが多い。
大概冷却装置は装備されているはずだが、体温が高温になりすぎると脳や内臓にもダメージがあるので
放熱は最大の課題であると言っても過言では無い。
それ故、充電プラグ穴付近、そしてバッテリー設置箇所付近の体温が、異常に高くなるのである。

また、バッテリーが高温になり動きが悪くなったときはその箇所を冷やすと多少回復することがあるらしい。


もう少し詳しく

ドールとは、リミッターと呼ばれる装置を埋め込まれた人間のことである。
元は労働力としての運用を想定して研究されており、
リミッターの中に仕事の情報や知識をはじめ、特定の行動をすると活動をストップさせるなどのプログラムを入れることができる。
正確には装置そのものをリミッターと呼ぶが、
その響きから活動をストップさせる(スタンさせる)ことをリミッターをかけると表現することも増えてきた。

  • 充電
リミッターは電気を動力に動いており、脳へ、個体によっては体中へとケーブルによって繋がっている。
電気は同じく体内に埋め込まれた充電式のバッテリーより供給されている。
バッテリーへの充電は充電ケーブルを通して行うが、差し込み口の形は個体やロットにより異なる。
元は一般の現場にも配属を想定されていたため、一般的に使われているような充電ケーブルを利用できる個体も多い。

  • 配線
体内に電源を持つドールは、ケーブルを通して体中に電流を送ることもできる。
電気刺激を送ることで筋力や細胞を活性化させることができ、
また、電気を動力とする機器の設置が可能となる。
これによりドールの中には人間以上の身体能力を持つ個体が多数存在している。
強化のされ方は個体によりけり、程度も個体によりけり。
体内への機器の設置も、個体により様々である。

  • 臓器
ドールの中にはケーブル、機器の設置など、改造の課程で体内、主に臓器を削られているものがほとんどである。
研究所の爆破事件当時では、臓器を完全に残す技術は完成されてはいなかった。
そもそもドールに人間としての機能を残す意味などなく、
無駄を省くという意味でも臓器の働きを制限し、最適化を図る方向で研究自体は進んでいた。
そのため、古い個体であるほど臓器を削られている個体が多く、新しい個体の中には臓器が機能しているものもある。
食事が摂れないドール、食事から栄養が摂れないドールは
点滴や栄養剤でその命を繋いでいる。

  • 充電切れ
ドールは機械ではない。
ドールのバッテリーは主にリミッターの動力として動いているだけで、充電が切れたところで突然ぴたりとドールが活動を止めたり、死亡したりすることはない。
ただし、充電が切れリミッターが動きを停止すると、ドールの脳は強制的に睡眠状態になる。
リミッターに電気が通じれば再び覚醒し、電気が通じることがなければそのまま脳は活動を止め、ゆくゆくは脳死となる。
一般的には意識が落ちてから10時間、通電がないと脳死になると言われている。
とあるドール曰く、「充電がなくなってくると、まず瞼が重くなるんだ。頭が重くて、眠くなってくる。段々立っていられなくなってきて、体が動かせなくなったと思ったら、もう目を開けてもいられない。ふと目が覚めたら充電ケーブルが刺さってて、動けるようになっていた。俺は一命を取り留めたってわけさ。」
バッテリーの性能なども装備しているバッテリーの種類やロットなどによるが、充電を繰り返すうちに当然劣化してくるものなので、可能であればこまめなメンテナンスと交換は欠かしたくはないものである。

  • 身体的特徴
ドールの体には前述のとおり、充電ケーブルを挿すプラグ穴がある。
形や数などは固体によりけり。
大多数のドールは肌の色に合わせたキャップ(蓋)で覆っている。
念のため、風呂や水浴びをするときは必ず耐水の保護シートを貼るのを忘れずに。
これも特研の発明品で、防水・防汚性に優れ極めて密閉力が高く、一度貼るとちょっとやそっとじゃ剥がれない優れものである。透明なので人目にもつきにくいが、貼っていることを忘れてしまうくらいなのでご注意!
闇ルートにも耐水性の保護シートや、人工皮膚などが流通していて、研究所爆破事件が起きるより前に比べると秘密裏に市場が拡大した。

  • ドールの性能
ドールの性能は『元の人間としての身体能力』+『配線の精度や強度』+『出力の高さ』で大体が決まる。
出力の高さは配線の強度や一度に送れる送電量の上限の設定値にもよるが
設定値は人間側がプログラムすることも可能。
高出力短期型にするか低出力自給型にするかは設定次第である程度自由が効く。
※ポリスサイドのプログラムの変更などは特研へ依頼して行う
プログラムによって段階的に出力のレベルを設定することもできる。
ただし、元の出力限界値を超える送電はそれだけでショートの危険性があるので注意を。


リミッターについて

先に述べた通り、本来は装置そのものをリミッターと呼ぶが、
ドールの制御をするために作動させることを「リミッターをかける」と表現することもある。

スタンダードなのは「特定の行動をすると自動的にスタンする」ものや
「合図や命令を送ることで一時的にスタンさせる」といった反乱防止用のもの。
脳の働きを瞬間的にシャットダウンし、そのまま眠ってしまう場合もあるが一時的に意識を奪うことができる。
上記の機能は簡単な仕組みであるが故に多くのドールに搭載されている。

他にも電流を流したり、命令を強制的に割り込みさせ上書きできるものもある。
これらはプログラムであり、あらかじめ書きこんでおいたり、外から送信したりも可能ではあるが、
脳や体内に直接的なダメージを送るため、使いすぎると壊れる危険性がある。

記憶の消去についての諸設定の追加

「ドールへの改造手術の際、脳や脳付近をいじるため記憶を司る部分に破損が生じる場合もある」

医療的措置としての技術

ドール化の技術はあくまで技術の応用であり、それとはまた別で医療的措置は一般的である。
医療的措置を受けた場合はドールと違ってリミッターがつけられることはなく、
脳からの信号を神経の代わりに筋肉や臓器へ送るだけである。

この場合体が以前より強化される、脳の中身をプログラムできるなどといった特殊なものはなく、
そういった効果が出る処置を行うと「ドール化処置」と見なされ、違法となる。

現状

多くは奴隷や貧民、身寄りの居ない者などが買い取られ手術を受けるが、
稀に事故などで不随になった者や、極稀に健常者であるにも関わらず自分で志願して人形となる者も居る。
公式には(治療以外の目的で)この処置をできる者は国家組織にしか居ない、とされているが
いわゆる闇医者と呼ばれる者も居るようで、非正規のドールも多数確認されている。

ポリスサイドのドール

警察組織内の『特別刑事部』に所属するドール。
最新技術が用いられているものが多く、骨を特殊な合金で覆い強度を高めている者や、
出力の最大値が、事故当時に比べると飛躍的に伸びている者も多い。
度重なる手術は本体に負担をかけるため、強化手術を受けるかはドール所持者の意向による。

ストレイドッグのドール

細々と暮らす者、生きるのに必死な者、誰かに拾われ暮らす者、犯罪者と手を組む者…
国家の監視下に無いドールを等しく、ストレイドッグと呼ぶ。
事件で逃げ出したドールの他にも、闇医者などに改造された非正規のドールも存在し、
それら全ては特捜の回収対象となる。

*ヒールサイドのドール

分かりにくいので、未回収のドールはみんなストレイドッグに分類することにしました

  • 最終更新:2018-05-06 18:58:35

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